21.柑橘系の精油
オレンジやレモンに代表される柑橘系の精油は、食べものの香りとあって、子どもから年配の方まで幅広い年齢層に受け入れられる、人気のオイルです。
万人に受け入れられる香りなので、玄関やお部屋にディフューズさせるもよし、他の系統の精油とブレンドするもよし、強い香りが苦手な子どもやアロマ初心者の方に使用するもよしです。
用途が広いことに加え、比較的安価で手に入ることも、人気の理由かもしれません。
柑橘系精油は、果実の鮮やかな見た目の印象と同じく、元気を与え、気分をぱっと明るくしてくれます。爽やかな香りで、胃腸の調子も整えてくれます。
春先のゆらぎがちな心と体をケアするのに頼りになる存在で、私は多用して毎日を支えてもらっています!
そんな柑橘系精油グループの中にも、香りや作用にはそれぞれ特徴があります。どのような特徴があるのか、グレープフルーツ、ベルガモット、オレンジ、レモン、ライム、ユズの6種類についてまとめました。
香りの好き嫌い以外の情報を知っておくと、使用できる方法、場面など活用の幅がぐーんと広がります。精油選択の際のご参考にされてくださいね!
- 【グレープフルーツ】
甘く鋭い、リフレッシュさせる香り。別名「ハッピーオイル」
Heart 高揚作用、賦活作用があり、幸福感を与え、気持ちをリフレッシュさせます。勇気や自信が欲しいときに。
Body 利尿作用、脂肪溶解作用があり、体内の余分な水分や老廃物の排出に、ダイエット時に。食欲調整作用により、食べ過ぎにも◎。オイリー肌に。
- 【ベルガモット】
甘さの少ないグリーンな香り。柑橘系の中では辛口な印象。アールグレイティーのフレーバーとして使用されている。
Heart 鎮静作用と高揚作用の両方があり、穏やかでバランスのとれた状態に戻してくれます。不安、不安定な気持ちや神経の緊張に。
Body 駆風作用、消化促進作用があり、消化器系の働きを助けます。特に神経系の胃腸の問題に。抗痙攣作用、鎮痛作用があり、疝痛、胃痛にも用いられます。
- 【オレンジ】
果実そのままのジューシーで甘い香り。
Heart 精神高揚作用、抗不安作用があり、心を開き、前向きで元気な気持ちにしてくれます。エネルギーが枯渇しているときに。心をやさしく温めてくれます。お休み前やバスタイムのリラクゼーションに。
Body 健胃作用、駆風作用、消化促進作用があり、便秘、消化不良のときに。
- 【レモン】
フレッシュでシャープな香り。
Heart 感情をリフレッシュさせ、頭の働きを明晰にしてくれます。集中力、記憶力を高めて意欲的に活動したいとき、一日が始まる朝に。
Body 消化促進作用があり、脂っこい食事をした後の消化を助けてくれます。血行促進作用、加温作用により、体内の老廃物を排出します。抗菌作用、抗ウイルス作用、免疫強化作用があるので、風邪やインフルエンザの際にも使用されます。オイリー肌に◎。
- 【ライム】
さわやかで、ほのかな苦味があるキリっとした香り。
Heart すっきりした香りは集中力をアップさせ気持ちをクリアにして、だるさや疲労を克服しやすくしてくれます。不安や倦怠感があるときに。
Body 免疫強壮作用、抗菌作用、抗感染作用があり、感染症に。
- 【ユズ】
日本特産の和精油。日本人にとって古くから馴染みのある、苦味のある香りで、年配の方にも受け入れていただきやすいと思います。ユズ精油は単体で、数種類の柑橘系精油をブレンドしたものと類似した化学組成を持っていて、とてもバランスがよいとされる精油です。
Heart 心を温め元気を出したいときに。ポジティブな考えを与えてくれるので、不安に悩むときに。
Body 冬至に柚子湯が楽しまれるのは、抗菌作用、抗炎症作用、血行促進作用があり、身体の冷えや風邪など冬のトラブルによいとされるからです。身体を温め、肩こり、冷え性、胃腸の不調時に。
!注意点! 柑橘系精油は、いずれも光毒性に注意して使用してください。
柑橘系精油の微妙な違いがお分かりいただけましたか?分かりにくいと思ったアナタからの、質問、疑問をお待ちしております!
今の心と体の状況に、寄り添ってくれる香りがみつかりますように~♪
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